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甘辛く煮た油揚げの中に、酢飯を詰めた「いなり寿司」は、
なぜこんな名前なのでしょうか。なぜ「いなり」と呼ぶのでしょうか。
お稲荷様といえば、キツネが使いの神。
そのキツネの好物が油揚げだからそれをお供えする。
考えてみるとまるで連想ゲームのような趣があります。
そもそもこの連想、誤解の連続の上に成り立っているようです。
稲荷はもともと「稲生り」で、お米が出来ることを司る神様でした。
■この神様のことを別名
「御食津神=みけつかみ」と言って、
「みき(酒)」と「けつ(食べ物)」が合体した言葉。
この「みけつかみ」を、「三狐神=みけつかみ」という風に、
こじつけたために、いつの間にか、キツネはお稲荷様のお使いと
いう伝説が出来上がってしまったのです。ここにさらに、キツネ
は油揚げが好きという、もう一つの誤解が加わって、お稲荷様に油揚げを供えるという風習が完成しました。
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